
恋愛カウンセラー・イサキです。
今回は、
- 恋と愛の違いがわからないと婚期が遅れて結婚を逃すよって話
- 恋の賞味期限が来るまでに(脳内ホルモンのドキドキがなくなる前に)やらなきゃいけないこと
を、話していきます。
YouTubeでお話しした内容の書き起こし記事になります。
耳が痛くても恋愛や婚活の真実が知りたい、自分の人生変えるためなら耳に痛いアドバイスも聞ける覚悟のある人に向けて、話をします。
逆に、耳に心地いい話、例えば「90歳になっても素敵なあなたは絶対に結婚相手が見つかりますよ、キラーン」とかいう、甘い言葉を聞いていたい人、大嘘を引き続き信じていたい人は、今回の動画は見ないでくださいね。
愛と恋は脳内ホルモンから見ると別モノ。
婚活に関わる思い込みや洗脳を外すためには、恋と愛の違いを理解して、さらに、恋愛のリアルにおいてどんな弊害が今、何が起きているか?を知ったほうが早いので、まず先に、その話からしていきます。
仮に、恋愛結婚ではなく、お見合い結婚を狙っているとしても、恋と愛の違いを知っていた方が結婚生活も長続きしやすいので、さくっと聞いておいてください。
特に、愛よりも恋について理解が深まると、好きでもないのにだらだら付き合うとか、婚活に3年も4年も浪費するとか、そういう無駄手間・無駄時間が減ります。
というのも、この恋と愛。
実は全くの別物なんです。
恋は愛の入り口になりえますが、恋は愛ではありません。直接は関係ありません。
性質的には、恋はパートナーを見つけるために興味が湧いている心理状態、愛はパートナーとの関係を維持するための心理状態だと言えます。
そして恋は興味の変形であり、興味の行動のように、好きな相手のことを知ろうとします。
好きな相手と一緒にいようとしたり、好きな相手に関連することを知ること見ること聞くことに快感があり、その知覚による快感が増幅するように、ますます相手に近づこうとする。
恋をすると心が子供のようになり、モノの見え方が変化します。いろいろなものが新鮮に見えますし、客観的でなくなります。
視野が狭くなり、恋に関係するもの、好きな相手に関係するものに集中してしまい、そのほかが無関心になります。
そしていつでも、好きな相手のことを想像するようになる。
そして相手の理想化や、この人でなくてはならないという感覚が生まれ、恋の行動、興味の行動を押し進めます。
そしてあらゆる感情の起伏が大きくなります。
これを脳科学的にみると、脳内ホルモンであるアドレナリン、ノルエピネフリン、ドーパミン等の化学物質が、脳の中にあふれかえっている状態です。
アドレナリンやノルエピネフリンが心拍数を上げ、挙動不審を引き起こす一方で、ドーパミンによって高揚感がもたらされるのです。
これらの化学物質はあなたの脳内の快楽中枢を刺激します。
混乱しているのに、心地良いと感じられる。
目にするすべてのものがすばらしく、新鮮に感じられるようになるのです。
恋が愛ではないこと、恋が興味の変形であることが一番わかりやすいのが、ストーカーの場合です。
相手に対する強い興味からくるストーカー行為。
これは、相手に対する強烈な興味の一種。狩猟行動の一種そのものです。
相手を恐怖させるぐらい粘着し、追い回し、恐怖させます。
こういう強烈な興味、破壊行為は、愛ではありません。
そして恋は3年〜4年で終わります。
「恋愛 3年」のキーワードでググってもらうと、いくらでも情報が出てくると思います。
人生に輝きを与えてくれる「好き」という恋愛感情は、脳科学的にはドーパミンの分泌、脳内ホルモンによるドーピング反応。
持続期間はせいぜい3年程度で「恋心」という感情は、徐々に終わりを迎える。
恋は盲目という状態は3年で終わると言うことです。
そしてそれ以降は愛が関係性を維持しようとします。
恋から愛に変わる時を見極める。
恋から愛に変わると言うことはつまり、次のステップに、脳内ホルモンも、体の中も、心も変化していくということ。
恋を愛にかえていくにはお互いの信頼であったり、パートナーシップであったり、様々な協力的な体制であったり、理性的に押し進めないといけないことの方が多い。
恋の盲目から完全に覚めた状態で、維持していかなくてはいけない関係性だと言えます。
そこで、問題なのが、相手からみたあなたの賞味期限ってどれだけか?ということ。
実際3年もないからね、というのがリアルなアドバイスです。
結婚できるまでに最低でも3〜4年はかかりますとか本気で言っている結婚アドバイザー、まじでヤバすぎる。昭和の発想。
このご時世、誰がそんなゆっくりペースで婚活してるんですか?
出会いだけはいくらでもある。
好きな人の入れ替わり早すぎるくらい。
問題は100人と会えても、結婚まで到達できないこと。
会えた100人だって、別の100人と会ってるんだから、恋がなかなか始まらないということ。
マッチングアプリで異性には困らないご時世、あっという間に、次にいかれてしまって、振られる前に終わってますよって話。
結婚って決断だけの話になっている。
いきなりマリッジみたいな番組が成立するほど、いきなり結婚ができる時代になってきている。
つきあっても、3年放置させる風習は、せっかくの恋愛感情が腐らせ、出会っても恋がはじまらず、せっかくの恋愛感情が腐ってしまう。
あなた自身が「結婚相談所しか使わない、そんなに大勢と出会わない、絞って出会う」と思っているかもしれない。でもそれをしているのは、たぶんあなただけ。
結婚相談所内でマッチした相手も、マッチングアプリ普通に使ってるよ?
だってみんな時間がないからです。
恋と愛の違いを知ることは恋愛成功の基本。
ここまでの話で、少しは婚活に関わる思い込みや洗脳を外れたでしょうか?
恋と愛の違いを理解して、さらに、恋愛のリアルにおいてどんな弊害がいまおきているか?を知れば、頭の良いあなたはもう気づいたかも知れませんね。
結婚しようと思っている人たち、真剣にがんばっているほぼ全員が、どんどん出会ってどんどん次に出会って行くというスピード感の中、相手から見てあなたって魅力的だと思ってもらえる恋の3年間と、自分自身の相手に対する恋心が続く3年間と、自分が最も輝けて、相手を選べる年齢や期間。
これらすべて有利な条件が重なり合う時期って、めちゃくちゃ小さい、すごく少ないんじゃないか?ってこと。
お分りいただけたと思います。
いつでも結婚できる、その気になれば結婚できる、良い相手がいれば自分からアプローチすれば結婚できる。
その甘さが命取りになります。
恋は3年しかもたない。
付き合っている相手から輝いて見てもらえる時期、あなたの賞味期限は3年しかない。
もし付き合っている相手がいるなら、妥協だとか、結婚だけは別の相手としたいとか思わず、恋が覚める前に結婚を検討してみてもいいんじゃないですか?ってことですね。
そもそもなんですが、年齢が進むと恋が始まりにくくなりますので、ときめきませんし、トキメキをあてにしてパートナーなんて探している状況じゃなくなってきます。
年齢がすすみすぎて、10年後に自分の介護の世話してくれる人を探すとか、自分をみとってくれるひとを探すみたいになってくると、ますます結婚相手見つかりませんからね。
恋とか愛の違いなんてヌルいことさえ言っていられなくなる。
あなたの人生において、今日が一番若いんですから、今日いますぐ考えましょう。動きましょう。
社会全体や、あなたの親や、友人たちは、時間をかけてもいいからもっといい人見つけろとか、もっといい相手いるよとか言ってきますが、時間をかければいい相手が見つかるってもんじゃないですからね。
今回は、
- 恋と愛の違いがわからないと婚期が遅れて結婚を逃すよって話
- 恋の賞味期限が来るまでに(脳内ホルモンのドキドキがなくなる前に)やらなきゃいけないこと
を、話してみました。
別に結婚だけが人生のゴールじゃないけどさ、結婚したいと思っていたのに、脳内ホルモンの有効期間、タイミング知らずに逃してならもったいないですからね。
次回もまた聞いてください。
イサキでした。